結論
「Z戦士」と「Z世代」は全く関連性のない言葉です。
「Z戦士」とは、ドラゴンボールZに登場する悟空たちの仲間の中で戦闘要員として活躍するメンバーの総称。
「Z世代」とは、1995年頃~2010年頃に生まれた若者世代のことを指す言葉です。
Z戦士とは
Z戦士ととは、前述の通り、ドラゴンボールの主人公悟空の味方の戦士たちの総称である。
ただ原作で「Z戦士」という表現が使用されたことはなく、アニメ『ドラゴンボールZ』の放送中に生まれ、アニメやゲーム等のメディアミックス関連でのみ使用されている。
Z戦士の特徴
厳密な定義は無いため、アニメ『ドラゴンボールZ』の続編の『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール改』『ドラゴンボール超』の味方戦闘員も基本すべてZ戦士というくくりで呼ばれることが多い。
ただし、なにぶんサイヤ人編以降のインフレのスピードが凄まじい作品のため、実質的には物語の途中で戦闘員をリタイヤしてしまうキャラクターも少なくない。
例えばこちらのドラゴンボール改魔人ブウ編の公式サイトのキャラクター紹介には、クリリンはいるが天津飯や餃子、無論ヤムチャも紹介されていないため、魔人ブウ編にて、彼らはZ戦士ではないと考えることもできる。(天津飯は後半見せ場があるが)
※魔人ブウに褒められる天津飯
Z世代とは
Z世代とは、2021年の新語・流行語大賞のトップ10にも選ばれた1995年頃~2010年頃に生まれた若者世代の呼称である。
Z世代という言葉の由来だが、実はZ世代が話題になる前に、1960年後半から1970年後半生まれの『X世代』、1980年前半から1990年後半生まれの『Y世代』という世代があった。
つまり単に順番で『Z』が来たわけである。
なぜZ世代という言葉が流行したか
Z世代の持つ以下の特徴が、それ以前のどの世代とくらべても独特で、現代の変容する価値観を象徴するものだとされたことが原因だと思われる。
流行の移り変わりが激しい現代で、『Z世代』の心理をつかむことが、企業・個人のマーケターの最重要課題になったため、ビジネスの世界でも頻繁に使われるようになった。
Z世代の特徴
ここでは箇条書きで紹介するにとどめる。さらに詳しく知りたい方はこちらから。
・「デジタルネイティブ」でITリテラシーが高い
・ソーシャルメディアを活用したコミュニティー形成が得意
・「ブランド品」より自分が気に入っているかどうかを重視する
・社会貢献への意識が高い
・ダイバーシティを尊重する
・「モノ(商品)」よりも「体験(サービス)」に価値を見いだす
まとめ(共通点を探すと・・・)
まず『Z戦士』と『Z世代』は社会貢献への意識が強いという点は、共通している。
ピッコロと悟飯の絆も、ナメック星人と地球人・サイヤ人のハーフの交流と考えればダイバーシティの推進と言えるかもしれない。
ブルマも「デジタルネイティブ」であり、未来ではタイムマシンを作り上げるし、悟空はきっとブランドなどより自分の好みで物事を決めるだろう。
ベジータは当初ドラゴンボールを集めて不老不死になろうとしていた点も、「モノ(商品)」よりも「体験(サービス)」に価値を見いだしていると考えていい。
ソーシャルメディアを活用したコミュニティー形成が得意という点も、ツイッター上ではドラゴンボールオフィシャルアカウントが、日々ドラゴンボールの情報を更新・発信中だ。
・・・つまり何が言いたいかというと、こじつければなんでも関連性をもてるということである。