結論
何かの拍子でNumLockを押してしまったことが原因です。キーボードのNumLockを押すことで解決します。
NumLockキーの位置
キーボードの種類にもよりますがおおむね、キーボード右側に配置されていることが多いです。
以下にキーボード画像の例を置いておきます。実際のキーボードから確認してみてください。
ノートパソコンの場合
フルサイズキーボードの場合
うまくいかないときは…
PCメーカーによっては「NumLock」キー単体だけでは、ロックが解除されない場合もあります。
その場合は
・「Fn」 + 「NumLock」(DELL製PCの場合)
・「Shift」 + 「NumLock」(富士通・SONY製PCの場合)
をそれぞれ試してみてください。
またキーボードによっては「NumLock」という表記ではなく、「NumLk」や「ScrLk/NumLk」という表記の場合があるので、確認してみてください。
NumLockキーは何のためにあるのか?
NumLockは、「テンキー」で数字を入力できなくする役割があります。
「テンキー」というのは下記画像のような、独立して数字が入力できるキーです。

テンキー左上にNumlockキーがあることも多いです
テンキーを、カーソルキーやその他の機能キーとして使いたいときに利用するものですが、あまり使う機会はありません。
最近は、テンキーがないキーボードで、アルファベットキーの部分をテンキー代わりに使うときの切り替えキーとしての役割を持つようになってきています。
上記のようにキーボード入力がおかしくなるのは、アルファベットキーをテンキー代わりに使う設定になっているからということになります。
ではなぜ、未だにNumLockキーがあるのか?
そもそもNumLockキーは1980年代前半に、カーソルキーのないキーボードで、テンキーをカーソル移動で使えるようにするために作られました。
現代では、独立したカーソルキーがあるキーボードが主流となり、多くのユーザにとってNumLockは不要と言ってもいいものになっていきました。
現代でもNumLockキーは残り続けている理由は、「互換性の維持」という目的ももちろんありますが、「必要だった時代からの名残」、という側面も多いと思われます。
まとめ
とはいえ、急にロックがかかると、キーボードの故障を疑ってしまいますよね。
対処方法を知っていても、いちいちロックがかかるのは、いちいち面倒なものです。
初めて自分のノートPCを持った大学生や、本格的にPCを使いだす社会人1年目の若者は特にそう思われると思います。
もし大学の講義中や、仕事中に「キーボードが壊れた!」と困っている友人・同僚がいたら、そっとNumlockの確認を教えてあげてください。