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「将太の寿司」のシンコ君(小畑慎吾)は、なぜクズとか無能とか言われているんですか?

結論

主人公の将太より先輩なのに活躍描写がほとんどなく、将太考案の寿司に誰よりも先にケチをつけるばかりか、自身の不手際で店に迷惑をかけ続け、挙句それを才能のせいにするからです。

シンコ(将太の寿司)のプロフィール

見た目  

坊主頭で誠実そうな感じはある

名前 小畑慎吾(シンコ/おばた しんご)
年齢 初登場時15~16歳前後

※実は正確な描写なし。将太とお互いにタメ口で話すことから、同い年かと思われる

経歴 鳳寿司の追い回し(雑用係)。将太より半年ぶん先輩
大会戦績 新人寿司職人コンクール、地区予選2回戦敗退

シンコ君は「将太の寿司」の登場人物で、主人公将太とともに鳳寿司で働く同僚。将太より半年ぶん先輩です。

本名は小畑慎吾といいますが、「まだ一人前のコハダになっていない」という意味で、慎吾をもじって「シンコ」と呼ばれています。(作中、シンコは下魚と揶揄される場面がありますが、実際には高級魚かつ、小さい分下処理も大変な超高級ネタです)

畜生が多い「将太の寿司」の登場人物の中でも、特にネット上の評価が低く、その理由は大きく

  • 精神的に脆く逃げ癖がある
  • 将太より先輩なのに、寿司職人としてありえないミスが多い

という2つでしょう。

将太にはいつも協力的で性格が悪いというわけではないのですが、いわゆる真面目系クズで地雷を踏みぬくことも多くあり、読者の反感を買うことが多いキャラクターです。

以下にいくつかのクズエピソードをまとめます。

 

シンコ君のクズエピソード

注文の日程を間違える

追いまわし(いわゆる雑用係)のシンコ君ですが、ある日、注文の予約日程を間違えてしまいます。シンプルなミスですが、なんとミスした注文は「50人前の特上寿司」。

これだけ大口なら勘違いしないよう再三確認したいところです。また、ネタもシャリもない中、親方や先輩がてんやわんやする中、シンコ君はただ泣くばかり。将太と一緒にシャリの用意を任せられるも、結局そのシャリの用意もほとんどを将太がこなし、ちょっと頼りない雰囲気が出始めました。

 

巻き寿司をうまく作れず怒られ、才能のせいにして逃亡。

ある日、シンコ君は巻物を先輩に任されます。もう鳳寿司で働いて1年ですし、ツケ場へ立たせるための第一歩というわけです。

ですがシンコ君は当然のように、巻き物をうまく作ることができず、先輩から叱責されます。

それだけなら「また頑張れ!」でいいのですが、将太と比較されたシンコ君は「自分と将太は才能が違うから」と言い訳をかまします。「将太がすごいのはあいつが努力してるからだ!」と佐治さんに説教されると、挨拶もなしに鳳寿司を逃亡します。

結局親方や将太の説得もあり、鳳寿司には帰ってくるのですが、将太の努力(一晩寝ないとかざらですし、魚を捕るために命がけで嵐の中船を出したりする)を知っている読者からすると、気に食わないキャラになってきました。

ちなみに・・・

シンコ君はシンコ呼ばれるのが嫌だったんだ、と気づいてなお「シンコ君」呼びの将太もだいぶ畜生ですね。

 

将太の寿司(試作品)を否定しまくる

そんなシンコ君ですが、将太の寿司の試作品には結構なダメ出しをします。

物語の都合上、誰かが言わないといけない損な役回りでもあるのですが、にしたってシンコ君が言うと「お前が言うな」感は否めません。否定ばかりで特に打開策は提案しないところも、真面目系クズっぷりに拍車をかけます。

 

将太に整髪料を勧め、ツケ場デビューを台無しにする

さらにシンコ君は、将太のツケ場デビューに際し、整髪料をつけるよう助言します。味の繊細な寿司を握るうえで、においの強い整髪料の使用は御法度。これは将太のミスでもあるのですが、これだけ鳳寿司で働いていて、寿司を握るうえでの最低限のマナーを知らないことを露呈してしまっています。

結果として、将太は親方から「お前を買いかぶりすぎていたようだ」と辛辣な評価をもらってしまいます。

 

お得意様用のウニを仕込みの段階で台無しにする

ある日、シンコ君は、親方から新人寿司コンクールに鳳寿司代表として出場することを許されます。

やる気を出したシンコ君は張り切って、頼まれてもいないウニの下処理をします。しかし、これは親方と先輩がお得意様にお出しするために用意していたもので、調理の直前に殻をむくことで鮮度を維持しようとしたものでした。

頼む、余計なことをするなシンコ君

大事な新鮮なウニですが、なんとシンコ君は、ご丁寧にすべての殻からウニを取り出し、さらには暖房の下に直置きします(せめて冷蔵庫に入れるとかはしろよ)。結果、ウニは溶けてしまい、当然お客様にお出しすることもできず、親方と先輩は何度もお客様に謝りました。

そしてまたしてもやめようとするシンコ君。。。

(親方の「上得意のお客様を失うよりも慎吾を失うことのほうが遥かに辛い」という言葉を盗み聞きし、辞めないことに決めますが…)

 

新人寿司職人コンクールで2回戦負け

シンコ君は、描写なしで新人寿司職人コンクールで地区予選2回戦負けします。

場が白けないように配慮しているのはえらいです。

しょうがないことですが、鳳寿司代表の歴代の先輩は、皆、地区予選を優勝しています。将太にいたっては、最終的に全国優勝です。そんな中、シンコ君は地区の決勝戦すら進出できず2回戦負けということで、ネット民からは「鳳寿司の顔に泥を塗った」と叩かれています(親方以上に起こるネット民も怖いですが)。

 

20年後も「若手」のホープ

「将太の寿司2」では20年後の将太たちの姿が描かれます。将太やライバルたちはみな、自分の店を持って、後進の育成に励む中、シンコ君の評価はいまだに「若手のホープ」。初登場時を15歳としても、シンコ君も、もうアラフォーです。いったいいつまで若手をやっているんだ、シンコ君。

 

シンコ君のここがすごい

ここまでシンコ君の悪いところばかり上げてきましたが、シンコ君には以下のようないいところもあります。

巨根

「ゴゴゴゴゴゴ」というおよそ寿司漫画ではあまり聞くことのない擬音語で表現されるほどの、巨大な○ン○ン。

鳳寿司の社員旅行で発覚しましたが、シンコ君は立派なものをお持ちのようです。やんちゃな飛男が驚愕するくらいですから、すさまじいのでしょう。とはいえ、筆者が真っ先に思いついたシンコ君の長所が巨根というのも少し悲しいです。

 

掃除が丁寧

親方がほめていました!

 

まとめ

とはいえ、シンコ君は最終的には鳳寿司という一流店で、寿司職人として立派に働いています。

将太と比較されることが多いために無能でクズに見えることが多いですが、ある意味人間らしいキャラクターとも言えます。筆者は実は結構好きなキャラクターです。「将太の寿司」魅力的なキャラクターが多くてとっても面白いので是非読んでみてください。

おまけ

おまけ①お茶もまともに淹れられないシンコ君

おまけ②シンコ君悪行コピペ

引用:http://chansoku.com/archives/5828780.html

・お得意様の電話注文受けてそのまま放置、「忘れてました」と言って泣き出す始末、雑用すらまともにできず
・将太が少し前に高野豆腐使って正しい切り方を見せてたのに目で盗むことを教えていた人物とは思えない巻き物の切り方
・怒られたり責められたりすると「才能が違いますよ」(巻き物)「誰がやっても同じでしょ」(工事現場)と逆ギレ
・病み上がりの老人に刺激の強いニンニクをたっぷりまぶしたカツオのたたきをを食べさせて病院へ逆戻りさせる
・失敗するとすぐに。「店を辞めて責任をとります」(カツオ)「親方が言うなら店を出て行きます」(ウニ)と言って逃げようとする
・将太が寝る時間を惜しんで築地で目利きの特訓をしたり仕込みの特訓をしている間も自分は夢の中
・初登場時の飛男の格好にビビッて退散するも、丸坊主になってまじめに働き始めるようになると威張りちらす
・将太が必死で考えたアイディアに対して何も考えていないくせに「ダメだよ将太君」と酷評
・初めてツケ場に立つ将太に整髪料を付けさせ、それが原因でツケ場を追い出される羽目に陥らせる
・回転寿司が潰されそうになって苦渋の坂田に向かって「高級店で働ければそれでいいじゃないですか」とKY発言
・親方に言われたコンクール出れるかどうかの重要な試験を忘れる
・コンクールでは東京大会2回戦で敗退、大政・小政・将太は優勝しているのに一人だけ無能ということを改めて晒す
・叶崎や藤吉など、たいした腕もないくせに将太のライバルに対して偉そう
・マグロ選びのとき、藤吉や奥万倉の選んだマグロをうまそうに食べるKY行動
・普段鮮度チェックしているのにも関わらずウニの殻を全部剥いてクーラーの温風の前へ長時間放置し、ウニ好きの上客激怒
・捕鯨をしている女性に対して「クジラがかわいそう」などと発言。女性は激怒。
・寿司屋の息子に自分よりうまい巻き寿司を作られて凹んでいる飛男に対して、「あの子のほうが才能があるんじゃないの」などと罵る。
・小政の結婚・独立、将太の決勝進出などを祝う祝賀会で、飛男にKY発言し、空気を悪くする。
・飛男が1週間で巻き寿司をマスターし、1年で大根の桂むきができるようになったのに対して、1年以上いても桂むきどころか巻き寿司すら満足にできない。
・「山のことは僕に任せろ」とか言いながらアジメドジョウを知らなかった。
・後輩の飛男に、「店にいなくても困らない」と言われる。
・「兄さんって呼べ!じゃなきゃ慎吾さんとでも呼べよ」
・お互いいい勝負をしようと将太にエールを送る叶崎のことを「うっかりと信用しちゃあダメだよ 将太君!!」と陰口
・親方が白魚の握りをしくじり引退を決めたとき、「たかが一回」と言い、「お前は本当にそう思っているのか?」と嗜められる。
・過去の弟子全てが東京大会を突破しているのに、2回戦敗退に終わり鳳寿司の歴史に泥をぬる

 

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