『ガクチカ』とは、就活用語のひとつで「学生時代力を入れたこと」の略称です。
「学生時代力を入れたこと」は就活の面接やエントリーシートであまりに頻繁に聞かれることの多い質問であるため、略称である『ガクチカ』が使われるようになりました。
就職情報会社のマイナビによると、「ガクチカ」は2018年の就活生の間で最も流行した就活用語になっています。
2015年版「現代用語の基礎知識」(2014年11月発売)には『ガクチカ』という言葉が掲載されており、2014年あたりから使われだしたのかと思われます。
『MTG』『KPI』『リスケ』など意識高そうな略称には拒否反応のでてしまう方も多いと思いますが、『ガクチカ』は意外と使い勝手の良い言葉です。
『学生時代力を入れたこと』は就活をまともに進めようと思ったら一度は考えなければいけないことですし、まとめておけばどの会社の面接やエントリーシートにも流用することができます。
『ガクチカ』なら4文字で書きやすく語感もいいので、恥ずかしがらずに使いましょう。
キャリアセンターへの相談など各種就活支援サービスを受けるときにいちいち『学生時代力を入れたこと』と使うのははっきり言って無駄です。
2021年現在、『ガクチカ』という言葉を使うのは意識高そうに見えて恥ずかしいというのは、中学生のイキリ的な感情でしかありません。
なぜここまでいうかというと筆者は就活時代、なぜか『ガクチカ』という言葉を使うのが恥ずかしくいちいち『学生時代力を入れたこと』と言っていたのですが、今思うと各種就活サービス・イベントで自分だけ浮いていたことに今更気づいたからです。
※当時は硬派を気取っていました。
ちなみに、面接の場で「私の『ガクチカ』はテニスサークルの副代表としてメンバーをまとめあげたことです」なんて使うことやめてください。
『ガクチカ』はあくまで略称、いわば俗語なので公式の場では、『学生時代力を入れたこと』として話しましょう。